シンニンギア フロリアノポリスの育て方と成長記録

植物
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一般的にシンニンギアといえば、断崖の女王を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

今回はシンニンギア・ 断崖の女王ではなく「フロリアノポリス(ブラータ)」についての育て方と成長記録を公開したいと思います。

基本情報

学名は「Sinningia bullata(シンニンギア・ブラータ)」とされており、園芸品種名では「Sinningia sp.’Florianopolis'(フロリアノポリス)」と呼ばれています。

根が肥大するコーデックスであり、イワタバコ科の植物で、セントポーリアの近縁種となっています。

葉はミントのような形をしており、葉表は深いシワがあります。

葉裏には密度の高い羊毛を形成し、若い葉ほど毛が多く成長すると薄くなります。

明るいオレンジ色の花を咲かせます。

成長すると塊茎部分は15~20cmにも達するようです。

自生地

ブラジル南部のサンタカタリーナ州やサンタカタリーナ島などの固有種です。

斜面や岩の崖の日陰などに生えており、軽い霜にも耐え、基本的には暖かければ休眠期間がないとされています。

成長は遅いですが、栽培は容易です。

育て方

置き場

数時間、朝日などの柔らかな直射があたり、午後には日陰になるような場所に置きます。

直射日光に当てすぎると葉焼けを起こしますが、日照不足で花が咲かず、茎が徒長します。

温度が10℃を下回ると成長が緩くなります。

用土

排水性のある用土を好みます。

排水性のない用土で育てると根腐れを起こしますので注意してください。

水やり

気候が温かく成長しやすい環境であれば、やや湿り気のある土を好みます。

日陰が多い場所では土を湿らせすぎないように注意してください。

温度の低い冬場は断水すると休眠状態になりますので、水やりは霧吹きなどで代用してください。

肥料

温暖な成長期に月1回程度の肥料を与えてください。

冬の間は肥料を与えないでください。

参考資料1:エメラルドの森
参考資料2:GIROMAGI

成長日記

2021

8/4 成長記録開始

かなり元気がない

管理をしていたフロリアノポリスに異変がありました。

葉が横に傾いており、葉のあちこちが茶色く変色していました。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_0745.jpg
塊根部はかなり縮れている・・・
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_0747-rotated.jpg
そんな中、綿毛は健在

塊根部にも異常がみられました。

管理当初より、かなり株が小さくなっており、もっと張りのある株でした。

触るとカチカチに硬い

塊根植物なので水切れには強いと思っていたので、しばらく水をあげていなかったのが原因と思います。

2周間ぐらいは水を与えていなかったように思います。

しかも、与えた量は少なめに加減していました。

この後、しっかりと水やりをして様子をみることにしました。

置き場所は半日数時間日の当たる室内です。

8/5 急に元気になる

前と全然違う!

たっぷりと水やりをしたところ、翌日には葉が元に戻ってました。

元気がなかったのは極端な水切れが原因と思われます。

水切れが進み過ぎたのか、葉先や至るところが黒く傷んでしまい元には戻りませんでした。

あんなに縮んていたかと思えば・・・
あちゃー

凄い吸水力で、一日で塊根部の張りが戻っていました。

大部分は元に戻りましたが、塊根の一部に傷みが残ったようです。

水やりの方法は一日中「浅い腰水」の状態を維持しました。

8/11 葉の傷みが目立ち始める

数日後、葉の傷みが目立ってきました。

見た目の印象が良くありません。

切り戻してリセットした方が良いか悩んでいます。

9/1 別個体Bも水切れを起こす

別個体B:葉の切り落とし検証

こちらの写真は水切れ気味の「別個体B」です。

色々と調べてみると、茎を切り落とす刺激で新しい葉芽が展開するようです。

検証として個体Bの葉を切り落としてみることにしました。

こちらにおいても、水切れが著しいので、浅い腰水状態で様子をみました。

9/2 株の張りが戻る

特に傷みはみられない

翌日、個体Bにおいても、翌日には正常の状態に回復していました。

行き過ぎた水切れでなければ、株本体にダメージは残らないようです。

以上のことから、コーデックスの中でも本種において、行き過ぎた水切れは株を傷めてしまうという事が分かりました。

9/14  葉の動きあり

切り詰めて約2周間経過です。

剪定後、早くも動きが見えました。

塊根部の窪みに葉が展開したのを確認しました。

こちらは最初の未選定株です。

葉の色が薄くなってきています。

生産者へシンニンギアについて聞いてみたところ、「本種は葉がかなり傷みやすく、綺麗な状態維持するのが非常に難しい」といの事でした。

状態を維持するには「切り詰めて葉を更新させる」しかないとの事です。

ただ、成長に問題は無いので、切り詰めるか詰めないかはどちらでも選択可能と思います。

9/30 明らかな葉の動き

やっぱり青々していた方が良い

切り詰めて約1ヶ月の状態です。

当初米粒くらいの葉が、勢いが出てきました。

10/15 葉の傷みが更に進行する

緑から黄緑色へ、下草は完全な黄色へ

葉の傷みが目立ってきました。

正直、このような状態ではリセット衝動にかられます。

上部は元気なのね・・・。

葉傷みの進行については、季節がら寒暖の差によるものとも思いましたが、上部は青々としていることから、気温によるものではないようです。

10/21 切り詰めた株との比較

皆さんはどちらがお好みですか?

比較してみると、個人的には切り詰めた方が良く見えます。

切り詰めてから約1ヶ月半の状態です

気温が低いせいか成長が緩やかです。

2022

1/12  充実した大きな株に成長

前回の撮影から、かなりの間隔が開いてしまいましたが、草丈はかなり成熟してきました。

一方、刈り込みを行っていない株は、上部だけ成長し、傷みのあった下草は枯れました。

比較

3/19 植え替え

植え替えにより、おしゃれなインテリアに生まれ変わりました。

個人的には切り戻した方が良いと思いました。

まとめ

・コーデックスの中でも水を好む品種
・水切れは行き過ぎるとギズ跡が残る
・葉は傷みやすく、きれいな葉を維持しにくい
・切り戻すと葉を更新できる

・切り戻した方が形が整う

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近縁種「断崖の女王」成長日記▼

ジブン
ジブン
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