ユーフォルビア 峨眉山の育て方と成長記録

植物
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ユーフォルビア属はたくさんの種類を有する属であり、数ある中でも「峨眉山」は人気のある品種です。

人気ではありますが、育て方を間違えて「枯らしてしまった」という情報を目にします。

育て方は少しコツがいるようなので、自分なりに調べて実際に育ててみました。

参考にしていただけたら幸いです。

基本交配種について

学名はEuphorbia ‘Gabisan’となっており、和名でも峨眉山(ガビサン)と呼ばれております。

学名が和名のスペルとなっているように日本で誕生したユーフォルビアとされております。

引用符(’)で括られていることから園芸交配種である事が分かります。

かけ合わせた品種は下記の通りです。

Euphorbia bupleurifoliaブプレウリフォリア(和名:鉄甲丸)

▼ブプレフォリア(楽天市場より)


Euphorbia susannaeスザンナエ(和名:瑠璃晃)

▼ユーフォルビア スザンナエ(yahooショッピングより)


育て方については、この2種の現生地の環境より調べていきます。

ブプレウリフォリアについて

基本情報

基本交配種の1種目、鉄甲丸の学名は「Euphorbia bupleurifolia」です。

容姿は松ぼっくりにており、頂部の先端に葉を付けます。

雌雄が別々にある種です。

現生地

南アフリカ、東ケープ州(ポート・エリザベス)やクワズールナタール等の固有種となっています。

ドレライトと呼ばれる火山性の岩盤や高草地の斜面などに自生し、地質は固く酸性傾向にある土壌です。

参考資料1:PlantZAfrica
参考資料2:LLIFLE – Encyclopedia of living forms
参考資料3:Succulents Network

ポート・エリザベスの気候
範囲が広いためポート・エリザベスを中心とした時
・夏は短く暖かであり、冬は長く涼しい気候
・年間を通じて乾燥状態が多く続き、風が強く晴れの日が多い環境
・1年を通すと8~26°Cの気温の幅がある
・5°C 未満または30°Cを超えることはほとんどない

暖かい季節

・12月中旬~3月中旬頃
・1年で最も暑い月は1月
・1日平均の最高気温は25°C以上
・平均最高気温は26°C
・最低気温は18°C

涼しい季節
・5月下旬~10月上旬頃
・最も寒い月は7月
・1日平均の最高気温は21°C未満
・平均最低気温は8°C、最高気温は20°C

降水量
・降雨量の多い季節は9月~4月で一番多い月は11月
・降雨量の少ない季節は4月~9月で一番多い月は6月
・11月の平均合計累積降雨量は44mm
・6月の平均合計累積降雨量は16mm

湿度しつど

・1年間で最も湿度の高い期間は、12月から4月の約4.0か月
・快適性レベルは少なくとも 8%の間、蒸す蒸し暑い、または不快
・1年間で最も蒸す月は、2月で33%の確率で蒸す
・1年間で最も蒸さない月は7月で、基本的に蒸したことがありません。

参考資料:Weather Spark,2021/8/15

スザンナエについて

基本情報
2つ目の基本種となるEuphorbia susannae(るりこう)の流通名では「ドラゴンボール」などの名称でも出回っており、若いうちは球体状ですが、成長した個体では縦長のものもあります。

本種はジョン・ミューア博士によって発見され、ルドルフ・マーロス博士によって発表されました。

学名はこの種の発見者の妻にちなんで名付けられたとあります。

こちらも雌雄が別々にある種です。

現生地

南アフリカの西ケープ州やカルーのマイナーな地域など乾燥した砂礫や小石の多い土壌などに自生しており、地面に植物体の半分以上埋まっているものも多いようです。

参考資料1:Cactus art
参考資料2:Wikipedia
参考資料3:u4ba

ケープタウンの気候
範囲が広い為、ケープタウンを中心とした時
・夏は短く暖かであり、冬は長く涼しい気候
・年間を通じて乾燥状態が多く続き、風が強く晴れの日が多い環境
・1 年を通すと9~ 25°Cの気温の幅がある
・5°C 未満または 30°C を超えることはほとんどない

暖かい季節
・12月上旬~3月下旬頃
・1年の最も暑い日は1月
・1日平均の最高気温は23°C以上
・平均最高気温は25°C
・最低気温は17°C

涼しい季節
・5月下旬~9月中旬頃
・最も寒い月は7月
・1日平均の最高気温は18°C 未満
・平均最低気温は9°C、最高気温は17°C

降水量

・降雨量の多い季節は4月~9月で一番多い月は6月
・降雨量の少ない季節は9月~4月で一番多い月は2月
・最も降雨量が多い6月の平均合計累積降雨量は75mm
・最も降雨量の少ない2月の平均合計累積降雨量は10mm

参考資料:Weather Spark,2021/8/16

湿度しつど
蒸し暑いまたは不快の割合は年間を通してあまり変化せず、4%の範囲と低め

自生環境の比較

どちらにおいても以下の点は概ね似たような条件でした。

比較をまとめると異なる点は降水量の多い月が違うくらいです。

・晴れた日が多い
・気温はどちらも一年を通して8℃~30℃
・降水量はどちらも年間通して少なく乾燥気味


●ブプレウリフォリア
・最も降雨量が多い月11月の平均合計累積降雨量44mm
・最も降雨量の少ない月は6月で平均合計累積降雨量16mm
・11月の最高平均気温約23℃、最低平均気温約14℃
・6月の最高平均気温約20℃、最低平均気温約9℃

スザンナエ
・最も降雨量が多い6月の平均合計累積降雨量75mm
・最も降雨量の少ない月は2月で平均合計累積降雨量10 mm
・6月の最高平均気温は約18℃、最低平均気温は約9℃
・2月の最高平均気温約25℃、最低平均気温約17℃

育て方の考察

日本で作出された品種なので、日本の気候にあった品種と思っておりましたが、よく調べてみるとかけ合わせ品種が南アフリカの品種でした。

南アフリカの気候と日本の気候を比較した結果、気候は異なっていましたので、自生地に合わせた環境づくりが必要であると思われます。

温度耐性

「1年を通すと5°C未満または30°Cを超えることはほとんどない」とありますので、低温と高温が苦手な品種であると思われます。

日本では5℃を下回らない環境と30℃を上回らない環境づくりが大切ではないかと思われます。

耐寒性
現生地での最低平均気温は約9℃となっておりますので、耐寒性は弱めでしょう。

冬場に5℃を下回るような環境となる場合は室内に取り込んでください。

耐暑性
最高平均気温が30℃を超えない環境ですので、耐暑性は弱いと言えるでしょう。

夏場など30℃を超えるような高温環境は避け、涼しい場所へ移動してください。

日照

現生地の気候では晴れの日が多く、地面にむき出しか背丈の低い草の下などであり、年間を通して日照量が多く必要な品種であると考えられます。

現生地でも直射日光は当たっているので、基本的には大丈夫とは思いますが、現生地では30℃を超えるような暑い時期が存在していないことから、高温になる時期の直射は避けた方が良いかもしれません。

また直射日光にさらす事により葉が紫などに変色する場合があるようです。

水やり

現生地の降雨量は多い月で44~75mとなっています。
(比較対象として日本の東京の最も降雨量のある月は9月で平均降雨量は192mm)

降雨量をみても年間を通して少ないので、過剰な量の水を与えるのは避けた方が良いと思われます。

よって、基本的には土壌は乾燥気味に育てた方が良いでしょう。

ただ、まったく降水量がない訳ではないので、成長期は水量を調整したこまめな水やりが必要でしょう。

自生地での降水量の少ない月は10~16mmです。

日本での10℃をしたまわるような季節は自生地での冬時期となり、降水量が極端に少ないので水を与えないほうが良いと思われます。

湿度しつど

現生地では乾燥状態の季節が長く続き、蒸す割合が低いので多湿を嫌うでしょう。

さらに高温になることもあまり無いので、高温多湿状態をかなり嫌うでしょう。

成長日記

2021

8/4 成長日記開始

子株を形成している

日陰の強い場所に置いていたせいか落葉して葉が少ないです。

日陰に置いておいても枯れてしまうという事はありませんでしたが、調べた事を元に明るい場所へ移動することにしました。

クーラーの効いた室内の明るい窓辺です。

葉が明らかに少ない

8/11 ほぼ変化なし

成長が遅いのか、あまり変化がみられません。

一枚の葉が

少しだけあるとすれば、一部の葉が伸びていた程度です。

9/1 盛土をする

露出していた部分を赤玉(小粒)で埋めてみました。

その分、乾燥気味に育ててじっくり観察してみようと思います。

高温多湿を嫌うようので、観察開始から水は一切与えていません。

現生地では涼しい季節の方が降水量が多いみたいなので、秋になったら水を与えてみようと思います。

数えると4枚っと♪

葉数が増えていましたので、ほんの気持ち成長したようです。

10/5 別個体の悲惨な出来事

別個体:重度の葉焼け

こちらは別の個体となりますが、大変な惨事となってしまいました。

夕方数時間日が当たる場所から、半日以上直射にあたる南東へ移動した事による重度の葉焼けです。

育て方には「暑さが苦手」とありましたが、まさにその通りでした。

秋になり気温も弱まったと油断してしまい、夏の暑さの蒸し返しによりこのような酷い惨事をおこしてしまいました。

高温時期の直射日光は止めておいたほうが良いです。

11/1 個体Bの観察開始

個体B株
水切れによりシワが寄っている

別の個体B株も一緒に成長の記録していきます。

こちらの方が葉の茂りは豊かですが、水切れ気味です。

成長具合は個体差によるものなのでしょうか。

2022

1/12 翌年の様子

年を越しても成長が遅く、姿に変化がありません。

暖かくなったら、今年は水やりの量を増やしてみようと思います。

少しだけリスクは上がりますが、成長期に水やりの回数を増やすことにより、成長速度を促進させることが出来るかもしれません。

▼ユーフォルビア1
▼ユーフォルビア2


ジブン
ジブン
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