オブツーサ 窓を透明にする検証とシワシワにならない育て方について(トゥルンカータ)

植物
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みんなが大好きな「ハオルチア・オブツーサ」ですが、窓が透明なものと透明感のないものがあるように思いませんか?

今回は、この「窓の透明度」や「ハリ・ツヤ」のある育て方について調べてみましたので参考にしていただけたら幸いです。

検証品種について

ハオルチアには様々な品種がありますが、今回検証する品種は特に人気の高い、窓の先端にヒゲの少ない「Haworthia cooperi var. truncata」(通称:オブツーサ)という品種です。

ただ、このオブツーサは窓の透明度や粒の大きさなど個体差あります。

悪い影響をもたらすもの

弱い水分不足

なんとなく透明感が無い

しばらく水やりをしない状態が続いたオブツーサです。

やや透明感がないように見えます。

このように水分不足によって窓の透明感が損なわれます。

多肉質の植物の中では水を好む植物で、排水性の高い用土であれば、こまめに水を与えていたほうが透明感が持続出来ます。

ただし、水やりの量や頻度が多いと成長し、株の形が変わるので調整が必要です。

その代用として霧吹きをする方法もあります。

水量を抑えられ、根腐れを起こす心配も少ないです。

その分蒸散が早いので、霧吹きを中心として水やりのする場合は、頻繁に霧吹きすることをおすすめします。

葉の中央に水が溜るので、息を吹きかけて取り除いて下さい。

そのままにしておくと、場合によっては腐って枯れてしまう場合があります。

温度の環境変化

一目瞭然の差

同じ時期に仕入れたオブツーサです。

左は氷点下に近しい環境で管理したオブツーサ、右は室内で管理したオブツーサです。

冬場の氷点下に近しい環境下置いたところ色が抜けてしまいました。

極度に寒い環境下での管理は透明度を失う事が分かりました。

特に、直近で暖かい環境から寒い環境に移動した場合は影響を受けやすいです。

こうなってしまっても暖かい環境下で数ヶ月間管理すれば、青々とした透明感が戻りました。

ただし、回復するまでかなり時間がかかると思います。

強めの直射日光に当てる

強い直射日光により葉焼けを起こし、窓が白く霞みます。

暗い環境から、直射日光の当たる環境へ移動した際に起こりやすいので注意が必要です。

急な環境変化は植物に悪影響を与える場合が多いです。

長期間の暗い環境

まるで何かの野菜のようです。

こちらはやや暗い環境下で育てたオブツーサです。

縦に間延びして成長しています。

縦に成長する場合は光量不足ですが、特に暗い環境下で水やりを行う事で発生します。

透明度も落ち、見た目も良くないので、直射日光を避けた明るい環境で管理した方が良さそうです。

強い水分不足

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外側の葉が変色している
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中央部は緑色をしている
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横からみた様子

しわしわ状態のオブツーサです。

水切れの度合いが強いと葉が紫~黒葉へ変化するようです。

水切れの耐性はあるようですが、強い水切れ状態は避けたほうが良さそうです。

ちなみに下の写真は「ブラックオブツーサ」です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_0751.jpg
本物の品種です。
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本物と見分けがつきますか?

成長記録

ここからは透明感を失ったオブツーサが、どのような状態まで成長するかを観察していきたいと思います。

2021

7/27 水切れにより輝きを失う

名称は検証個体

しばらく水を与えていなかったので、透明感が損なわれてしまいました。

この後、土から水が染み出るほど与えました。

水やりのタイミングは土の表面が乾いたら、指で土を掘って確認しています。

指に湿り気を感じないようであれば水やりを行っていました。

水やりの回数は土質によって変えた方が良いかもしれません。

検証個体の用土は乾きやすいので水やりの回数が多いです。

ちなみに植え替えの用土「サボテン・多肉の用土」は正直おすすめしません。

水を弾きやすいので、オブツーサにとっては水分不足に陥りやすく透明度を落としてしまうからです。(弾かなければ問題ありません)

水はけの良いものとして細粒極小粒タイプのものをおすすめします。

7/30 水を与えて3日後

中央部は更に黄色く見える

元気ではありますが、まだ透明感が足らないように思います。

写し方が悪かったのか黄色みがかった写真になってしまいました。

管理場所は、やや暗めの環境下から明るい窓際へ移動しました。

8/1 更に水を与えて2日後

気持ち元気な感じでしょうか?

葉の張りが戻り、ほんのり光沢が増しました。

撮影する角度でも雰囲気が違うと思うので別角度からも撮影をしました。

傾けて撮影するとまた違った印象に?

同日 水をかけた直後です。

水やり直後は異様に輝き感が増します。

ちょっと違い過ぎない?

また、水やりだけでなく「霧吹き」を多用するように心がけました。

基本的には土の表面が乾いたら、毎日霧吹きをしていました。

また、普通の水ではなく活力液を使用します。


水やりに加えて、微量要素を与えることで植物の状態が良くなるようです。

私の使用している霧吹き(噴霧器)は下の動画のようなものです。

最近の霧吹きの傾向

最近ではトリガーを引いた後、約3秒間くらい出続ける霧吹きが出回っており、霧も細かく周囲が水浸しにならないのでおすすめです。

※動画は分かりやすいようにスロー再生にしてあります

他にもいろいろな噴霧器があるようです

8/23 透明度が回復する

色味はいい感じです。どうですか?

だいぶ良い感じに回復しました。

太陽に透かしてみると、透明な窓がはっきりと分かるくらい回復していました。

やべーな

9/25 唖然とする出来事

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_2108-rotated.jpg
手前:検証個体A、奥:個体B
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: FC_20210925_0002.jpg
手前:個体B、奥:検証個体A

透明度も戻り、満足していたところ唖然とする出来事がありました。

検証していた個体よりも、新しく入った別の個体Bの方が美しく見えたのです。

検証個体A
別個体B

見比べると違いがはっきりと分かります。

個体Bの方がより葉緑素も濃く、葉に張りがあるので光が反射しています。

検証個体Aは8/23と比較すると透明度が落ちているのがわかります。

原因は水管理を疎かにしていた事によるものです。

透明度を維持するには、毎日というほど管理に気を配らないといけないのかもしれません。

個体Bでは透明度がある事とは意味合いが違いますが、個人的には凄く綺麗に見えました。

これにより別に検証したい案が思い浮かびました。

10/5 検証案を実行

そもそもハオルチアの窓が透明なのは、現生地では株自体が土に埋まっている事があるので、葉先の透明な部分から光を取り込んで、中で乱反射させて光合成をしているだったと思います。

自生地に基づいた方法として、オブツーサを土に埋めて管理する検証を行いました。

土に埋める事により、光を求めて透明度が増すのではないかと考えたのです。

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んーどうなんだろうか
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_0035.jpg
先だけ見えています

10/27 掘り起こしてみる

泥まみれだ
鉢ごと植えた

約20日間経過したところで掘り起こしてみました。

何か変化は起きているのでしょうか。

葉表は泥が付着してしまったので、よく洗い流し綺麗にしました。

こっ・・・これは?!
変わった・・・のか?


劇的な変化は見込めませんでしたが、少しだけ葉緑素が活性したようにも思えます。

少し縦に伸びたようです。

窓を透かしてみた様子です。

▼悪あがきで魔法のスプレーをかけてみました。

卑怯!

10/30 状態が回復する

良いのか?
良いんじゃない?

3日後、良い言える状態には回復したように思います。

少しは緑色へ変化したように感じます。

皆さんはどう感じたでしょうか?

単刀直入に生産メーカーへ透明度について確認することにしました。

返答は「半日陰で週2回、かるく水をかけて下さい」との事でした。

この事から「半日陰」という部分が重要となる事が読み解けます。

つまり、透明度に関してはある程度の「暗さ」も必要になる事になります。

確かに暗さも植物のメカニズムに何かの因果関係があるのかもしれません。

これにより更に検証を行う必要が出てきました。

2022

3/17 新たな検証開始

暖かくなる頃合いを見計らい検証を行うことにしました。

検証個体は未熟な3株です。

表記の通りの環境下で検証を行います。

色味、張りなど現状では大差ありません。

ジブン
ジブン

検証やいかに?!

4/1 明らかな差を表れる

ちょっと待って、ちょっと待ってお兄さん
2株調子が良い!

検証開始から約2週間となりますが、かなりの差が表れました。

結果として直射日光下で育てたオブツーサよりも育成ライト、暗い環境で育てた方が色味・張りともに調子良く育ちました。

育成ライト、暗い環境では大差は無いようですが、直射日光で育てた場合は蒸散が早い為、水分不足に陥りやすいのではないかと考えています。

株の変色ついても水分不足に加えて、紫外線による影響なのでしょうか。

暗い環境でなくても、育成ライト下のような明るい環境でも状態良く成長していることから水分不足に陥らなければ良いという可能性がありそうです。

今後は調子の良い2株に差が生じる可能がありますので、このまま検証を続けてみます。

暗い環境の個体と育成ライト個体の比較

ちなみに私が使っている水差しです。

注ぎたいところにピンポイントで注ぐことができ、土が溢れないのでおすすめです。

4/11 誤差とは言えない変化

10日後の状況です。

明らかな違いが出てきました。

暗い環境で育てたトゥルンカータ
育成ライト下で育てたトゥルンカータ

暗い環境ではトゥルンカータの張り・ツヤがかなり良くなっています。

水分がある分、透明度も一番あるように見えます。

ただ、暗い環境で育てると、間延び感は否めません。

4/26 新たな変化

15日後ここへ来て新たな展開がありました。

暗い環境下で育てたトゥルンカータは間延びの進行が凄まじい状況です。

暗い環境下で透明度は一番あるものの、かなり形がくずれてしまいました。

このまま同様の環境下で、更に観察を続けていきます。

まとめ

今のところ、オブツーサの透明度を高めるには、水分不足にならないように育てることが一番重要だということが分かりました。

ただ、いくら水分不足にならないようにしていても、霜が降りるような温度管理下では輝きを失いますし、日照不足では葉が変形してしまいますので、温度・照度具合も重要となってきます。

また、透明度を上げるには水やりを行う際、日陰程度の暗さも必要な要素の可能性があります。

たまに見かける景色が透けて見えるほど透明感のあるものは、個体差によるものと考えています。

ただ、現状よりも透明度をあげる方法があると思いますので、今後も透明度について追求していく予定です。

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