実際に私が実践をして合格できた方法です。
わざわざ試験が簡単な他県に行く事をするのではなく、あるポイントを抑えるだけで劇的に合格率が上げる事ができます。
特に何回か試験を受けて落ちてしまったという方におすすめしたい勉強方法です。
ただし、全員ができる勉強方法ではないかもしれません。
それでは解説をしていきます。
本試験の最大の特徴
毒物劇物取扱責任者の試験の最大の特徴は都道府県によって試験内容が異なるということですよね。
そのため、全国内容をまとめた要点テキストだけ買って勉強しても出題されにくい内容も含めたを勉強をしている事になります。
これでは「合格率を上げる」と言う意味合いではかなり効率が悪いのではないかと思いました。
※あくまで合格率を上げると言う勉強法なので、毒物劇物の全体内容を把握する勉強方法ではありません。
私の知り合いで、自分の住んでいる地域は合格率が低いので、合格率の高い地区へまたいで試験を受けに行くという方もいました。
さすがに移動経費もかかりますし、そこまでしたくは無いと思いました。
何か勉強方法は無いか調べていると、各都道府県のホームページで過去の出題された公的な問題集が公開されていることが分かりました。
が
この「過去問題を利用する」までは誰でも行き着く勉強方法となりますが、次から重要ポイントとなります。
主となる勉強方法
基本的には各都道府県のホームページで公開されている過去問題集を利用した勉強法となります。
色々と調べた方は「わかってるよ!そんな事」と思うかもしれませんが、もう少し詳しく解説していきますので、最後まで一読をお願いします。
必ず各都道府県で公開されている訳ではないようですが、公開されていれば誰でも無料でダウンロードできます。
まずは自分の受ける都道府県のホームページで公開されているかチェックしてみましょう。
検索サイトで自分の受験する都道府県にスペースを入れて「過去問」で検索してみてください。
※印刷を伴うのでパソコンと印刷機が必要になります。
過去問をダウンロード
間違っても自分の受けない都道府県はダウンロードしないでください
※自分の受けない場所の過去問では本趣旨と異なります。
公開されている過去問題を実際にダウンロードしてみます。
受験する品目によっても当然内容は異なりますが、「法規・一般・基礎科学・農業用品目・特定品目」どれでもダウンロードできると思います。
多く場合はPDF形式でダウンロードできるようです。
少し面倒ですが公開されている過去の問題集をすべてダウンロードしましょう。
数年前の過去問全てです。
正答リストも忘れずにダウンロードしてください。
内容整理と印刷
ダウンロードした内容を整理します。
過去問題が何年度のものか分かるように、ダウンロード時にフォルダ名やファイル名はリネームするようにしてください。
その後、各年度の問題集と正答リストを全て印刷します。
見ながら解いてみる
初めて勉強する方は内容に入って行きづらいとは思いますので、とりあえずは答えを見ながら覚えていきましょう。
やる順番は一番新しい年度のものからやっていきましょう。
※古い年度の問題文は法改正されたものもあります。
わからない単語が出てきた時は放置せずにネットを活用して調べましょう。
調べたら問題集などにメモしておきます。
この行動が後々生きてきます。
過去問からわかってくる事
年度別に過去問題を解いていくと、徐々に同じ内容が出題されていることに気付きます。
つまり、受験する都道府県の出題内容の傾向がわかるということです。
合格率を上げる最大のポイント
私が一番言いたかった事は「どこを出題されるかわからない状況で、やみくもに勉強するよりも実際に受ける都道府県の過去問から出題の高い問題を割り出し、そこを重点的に覚えた方が効率が良い」という事です。
各出題年ごとに重複された問題を記録をしていき、重複頻度順にソートします。
3回以上出題されたものは再度出題される可能性が高いです。
何度も同じ内容が出題されているところは絶対に押さえましょう。
私は全部の範囲を勉強をしようと思いましたが、覚えるのに時間がかかってしまい、半分以降は尻窄みになって覚えきる前に試験に臨む形になっていました。
内容の同じ問題の頻度も都道府県によって変わりますので、実際に受けに行く都道府県の過去問を全てやる必要があったんです。
過去の問題集を比較して「同じ問題の共通点が無い」といった場合は、残念ながら諦めてすべての範囲を勉強してください。
少なくとも自分の受ける地域の受験レベルが分かったはずです。
エクセルなどで早見表をつくる
一般・農業用品目・特定品目は特に暗記が難しいので、自分でエクセルを使ったオリジナルの暗記早見表を作成します。
ここでも年度別に出題内容を記載しておきます。
表にまとめて出題されたものに限定することで無駄なく暗記が出来ます。
全部暗記できれば問題無いのですが、時間がない場合に有効です。
私の場合は農業用品目でしたので、それに特化した表を作りました。
表題の例として
1.年度別出題の有無
2.原料名
3.毒物か劇物か
4.毒劇の%条件
5.薬物用途
6.外観(常温時)
7.溶解の有無
8.性質・取り扱い
9.放棄方法
10.解毒薬
過去に出題された問題が多いものを一番上へソートします。
その方が重要度が一目瞭然だからです。
また、最近のエクセルはpdf出力出来ますので、pdfにしたものスマートフォンに入れて暗記していました。(エクセル保存時に保存形式のタブでpdfを選択)
PDF形式にするとセルで文字が消えてしまう現象が防ぐことが出来きます。
そしてスマホに入れておけば、時間のある時に気軽に暗記ができます。
また、暗記するには繰り返し見るルーティンを作る事が大切とされています。
私の場合は少しでも時間があるとすぐに見てました。
これは本当に大切です。
何かのTV番組でやっていましたが、同じこと繰り返すことで脳神経のニューロンが構築されるので、脳に記憶により深く刻まれます。
要するに思い出しやすくなるという事です。
初めて受ける方の為の各分野ざっくり解説
【基礎科学】
計算公式や化学名称等を覚える必要があり、難易度がぐっと上がります。
(問題をみるとちょっとくじけそうになります。)
科学が得意な人は良いのかもしれませんが、多くの人は苦手でしょう。
「これだけはやっておいた方が良い」というのがあるとするならば
・スイヘーリーベー僕の船みたいなやつの暗記
・イオン化エネルギーの重さ順に暗記
・各物質の炎色反応
・モル濃度の公式
(あと忘れました)
基礎科学については、よく出る要約の参考テキストや高校の科学の教科書等を利用したほうが良いかもしれません。
【法規】
やっていくうちにわかるようになってきます。
勉強しやすく一番に突破できる分野なので私は先に取りかかりました。
【一般・農業用品目・特定品目】
横に長い科学名称が出てきて暗記できないレベルです。
それぞれに違った特徴があり、名称が似ているので非常に覚えるのを苦戦した覚えがあります。
最後に
出題範囲が多いからこそ効率よく無駄のない箇所を暗記するが必要あります。
少しでも合格率が上げられると思いますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
ちなみに私は最初に「一般」を受けましたが落ちてしまったので、勉強範囲を狭めるために「農業」に下げました。
しかし、試験内容は逆に難しく感じました(笑)
過去問をベースに参考書があると安心ですが、その場合は最新の参考書を用意した方が良いです。
→最新の参考書をチェック
年々法律が改正されるからです。
それでは試験に向けて頑張ってくださいね!
その他毒物劇物取扱責任者
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