以前立ち上げた「グラス(ボトル)アクアリウム」は、それなりに水槽を綺麗に維持する事ができたので、ステップアップとして今度は「キューブ水槽」に挑戦することにしました。
キューブ水槽はシュリンプを育てる本格的に始める方が手を出すタイプの水槽のようです。
私は初心者ですが、立ち上げからの情報をすべてを記録しました。
日記
2021
10/7 作業開始
使用した物は上記のものです。(詳細は画像をクリック)
表題のとおり、キューブ水槽でも手軽なサイズの20cmを使用しました。
正方形なので、当然どの方向からも見え方は同じです。
前回同様、最初は「ピコロカ」を使用するつもりでしたが、今回は水槽の容量が7リットル以上もあり、ろ過力に乏しいらしいので、こちらに変更しました。
トラブル
さっそくトラブル発生です。
フィルタを設置しようとしたところ、水槽に入りませんでした。
本来30cm水槽用ですので、当然といえば当然ではあります。
よく見ると脇の増設用のツメが当たっていて、入らない状況でした。
カットすれば入りそうなので、カッターで少しずつ削りとる事にしました。
危うく無駄な物を増やしてしまうところでしたが、なんとか設置することが出来ました。
ソイルと石を設置
底床はソイル、レイアウト石はシンプルに真ん中に設置しました。
最終的にエビを入れる予定にしてますので、全体が見渡せるような配置にしました。
こちらも前回お伝えしたように、石の種類によっては泥の付着が酷いので、よく洗ってから使用した方が良いです。
トラブル2
排出口を取り付けると水槽から飛び出しました。
仕方がないので、短くする為の工作開始です。
パイプは硬く、切り込みを入れるのが大変でしたが、なんとか短くすることができました。
植栽する水草については、前景草には「キューバパールグラス」、後景草に「パールグラス」を使用しました。
前回は「ニューラージパールグラス」を使用したので、今回はより細かい葉の「キューバパールグラス」を使用。
2種「パールグラス」と名前がついていますが、本家パールグラスとは成長の仕方が異なるようでした。
パールグラスを手前に植えてしまうと後々大変な事になりそうです。
専用ハサミで植栽前に予め切り分けておくと、作業が早いです。
植栽にはピンセットが必須。
案外忘れやすい育成ライトです。
無いと暗すぎて何も見えないです。
排気量調節可能なエアーポンプです。
こちらのエアーポンプは、数ある中でも静かなものとして有名なようです。
後々の為、二方コックも配備しました。
とりあえず第一段階の準備は完了です。
10/8 注水作業とパイロットフィッシュ導入
トラブル3
注水したところ、浮力により水草が浮き上がってしまいました。
水槽に有効菌を作るため、アカヒレを導入しました。
水草の成長を促進させるため、CO2も添加。
最初に添加量を間違えると、一気にボンベの容量が少なくなってしまうので、つまみ量に注意しながら添加しました。
添加量は動画の通りです。
予備で追加のエアーも設置。
なるべく人工物が目立たないようにスリムタイプのチューブも用意しました。
10/10 観察開始
早く水草が全面を覆うような感じにしたいです。
10/14 少し成長
CO2添加の力は凄く、4日で成長を感じとれました。
10/15 ブセファランドラ植栽
アクセントに通称「ブセ」を植栽しました。
少しでも人工物を隠すため、パイプの前に植栽です。
10/17 水槽の様子
水草の成長自体は順調です。
ただ、藻類が目立ち始めました。
10/18 水槽の様子
藻類の繁茂が始まりました。
非常に気分を害します。
古典的な方法により撃退をはかります。
10/20 水槽の様子
ブラシでの駆除では完全に駆除はできず、藻類が増え出してきました。
10/24 緩和剤を導入
どんどん酷くなる一方なので、抑制剤を頼る事にしました。
白濁とした液剤で、しばらく水槽内が白く濁りました。
ろ過を行っていない場合は、白濁が長く停滞するかもしれません。
10/26 オキシドール添加
今の所、抑制剤のはっきりとした効果はわかりません。
並行してオキシドール添加も施しました。
10/28 オキシドール添加を続ける
藻類完全撃退に向け、まんべんなく添加を行いました。
10/29 アカヒレ死す
残念な事に、良く有りがちな「飛び出し自●」によりアカヒレが死んでしまいました。
蓋はしておりますが、隙間から出てしまったようです。
こちらの理由での死亡率はダントツではないでしょうか。
11/1 アカヒレの赤ちゃん
他界する前に産み残していったようで、目を凝らして見るとアカヒレの稚魚がいました。
稚魚への影響も懸念されますが、引き続きオキシドール添加も行いました。
11/4 ブラインを使用
稚魚のエサに良いとされている「ブラインシュリンプ」を使用してみました。
エサとするには卵を孵化させないといけないので、時間が必要です。
更にエアーで撹拌を行わないと孵化率が下がるとの事です。
11/5 孵化
早速与えてみることにしました。
11/6 翌日の様子
嵐が去った翌日かのように、動いているブラインシュリンプはほぼいませんでした。
過酷な条件でも稚魚は無事のようでした。
正直、アカヒレの成魚が稚魚をブラインシュリンプと間違えて食べてしまわないのが不思議です。
やってみて一つ言えることは、ブラインシュリンプは適量を与えないと水質がかなり悪化するという事です。
20cmキューブのアカヒレ1匹にはエサの量が多過ぎました。
11/11 状態とサテライト導入
稚魚がいたので、しばらく水換をすることが出来ませんでした。
結果、大量の藻が発生しました。
オキシドール添加が裏目に出たのか、キューバパールグラスの下葉は枯れ果ててしまいました。
シダ系の水草以外には影響がないと言われていますが、やりすぎると影響を及ぼすようです。
このままでは一向に状態が改善しないので、稚魚を避難させられるサテライトを設置しました。
サテライトに移行すれば、安全に換水作業が行なえます。
笑える出来事
メインの水槽からサテライトへ何回移動しても稚魚が一向に減らないので、おかしいと思っていたらメッシュは目詰まりを起こしていました。
目詰まりによりオーバーフローを起こし、稚魚がメイン水槽に戻るループ事案が発生していたようです。
気づかず1時間くらい同じ作業をしていました(笑)
11/18 水草除去
キューバグラスは改善の兆しが無いため、諦めて除去しました。
また、稚魚は少し死んでしまい少なくなりました。
更に悔しいことに、もう1匹のアカヒレも飛び降り自●をはかって、水槽内寂しくなってしまいました。
11/20 エビ導入
これまでは大変な思いをしましたが、ついにエビを投入することにしました。
エビの中でも比較的大型の「ヤマトヌマエビ」くんです。
やはり、水槽に生体がいると活気でます。
12/5 繁茂
パールグラスの成長に勢いが出てきました。
12/6 水草カット
藻の除去も兼ねて、パールグラスのカットしました。
お気づきかとは思いますが、稚魚は全滅してしまいました。
最近気温が低かったので、温度低下が原因かもしれません。
12/9 サーモを導入
ヒーターを設置したので、とりあえず温度問題はクリア出来たと思います。
カーディナルテトラも投入。
12/10 大量発生
水質悪化に伴い、「ミズミミズ」が大量発生していましたが、カージナルがよく活躍してくれました。
捕食しているのを確認しました。
益虫と言われていますが、正直あまり良い気分ではありません。
ここからは特に換水をこまめに行いました。
1/1 残念な出来事が続く
1匹エビが少ないと思っていましたが、水槽の下を確認すると、乾燥したエビが出てきました。
水換えをした時の水質変化に驚き、飛び出たのだと思います。
適度にオキシドール添加も行いました。
同じ過ちに注意しながら。
1/4 コケ駆除の方法の考案
しばらくライトを無点灯にしたところ、藻が弱っていることに気付きました。
水槽の表面に青々とした藻がビッシリと活着しておりましたが、白く変化していました。
このような状態になると、少しの力で藻を除去する事が出来るようでした。
試行錯誤の結果、苔を駆除する方法としてある手順を踏む事が重要と感じました。
手順とは、まず初めに「遮光」をするという事です。
思い起こしてみると、苔が繁殖する時は、照射時間が長い時に起こっていました。
上記でお伝えした通り、遮光することで苔は弱ります。
苔が弱ると根本から取れやすくなりますので、そこへ専用スポイトなどでピンポイント吸水をすると効果的でした。
つまり、下手な事をして失敗するよりは、遮光して弱ったところをピンポイントに駆除する方が懸命だと言うことです。
ただし、遮光期間は1周間程度に留めた方が良さそうです。
大切な水草が弱ったり、間延びをしてしまうなどの悪影響があるからです。
ガラスに表面に着生した藻もクリーナー等でしっかり駆除してください。
次に「水草を大きく育てる」事です。
前回のグラスアクアリウムもそうでしたが、水草が十分に大きくなると、たくさんの有機物(養分)を消費する為、藻が育つための養分をなくなって消滅しました。
水草を大きくする為には光が必要なので、藻も同時に発生してくる事になります。
藻が出始めたら、照射時間を少なくするなど調節する必要が出てきます。
ピンポイント吸水をする事により水槽の水が減るので、20cmキューブ程度であれば減った分の給水作業で換水の意とする事ができます。
特にシュリンプ水槽では水質に敏感なので、私は最も適した換水方法と考えました。
オトシンクルスの生体に頼る事や少量のオキシドール添加、藻の発生を抑える薬品の添加は主としてではなく、効果が上がる事と位置づけました。
小容量水槽の藻を駆逐する為のまとめ
1.藻類が出たら遮光する(1周間程度まで)
2.藻類が弱ったらピンポイント吸水
3.ライトを当てて、水草を大きく育てる(藻が出たら再び遮光)
1・2を繰り返しつつ、水草を早く大きく成長させ、たまに藻類抑制剤と少量のオキシドール添加+エビ・オトシン類の生体に頼る
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